新生児期から3歳未満時期の子どもの発達がどのようなものか、この時期の子どもの生活がどのようなものなのかを学び、適切な保育内容や方法を理論とともに実践的に習得します。
授業で学んできた子どもの見方を、保育所、幼稚園、福祉施設の現場で実践することで即戦力としてのスキルを養います。
保育士、教員としての資質向上、力量形成のため、現場で起こりうる問題をテーマに模擬実践を行い、模擬授業を通じて使命感や責任感を育成します。
障がいなど発達に困難をかかえる乳幼児の保育の意義と役割について、また、障がい児保育の在り方についての知識と理解を深めます。
障がい児教育の変遷と世界の障がい者福祉・教育の考え方を知るとともに、特別支援教育の意義と通常学級に在籍する特別なニーズを有する子どもの実態について学びます。
障がいを持った子どもが大半の時間を通常学級で教育を実践するという、現在高まりつつある「インクルージョン教育(包括的な教育)」についての理解を深めます。
幼児教育の現場では、健康・人間関係・環境・言葉・表現の「5つの領域」が入り混じって教育や保育を行っています。
児童学コースでは、この「5つの領域」について丁寧に指導し、理解を深めることで、保育者になるための素養を身につけていきます。
保育者は、子ども自身が正しい生活習慣を身につけたり、自分で健康管理ができるように援助していきます。身のまわりのことが理解できてくると子どもの自信にも繋がりますので、体にいいこと、悪いことなど自身で判断できるような援助方法を学びます。
【関連授業】 保育内容 健康
子どもは成長する中で、徐々に自分から周りに関わりを持とうとします。 友だちと仲良く遊ぶことや、協力して何かを成し遂げるといった経験を通して人間関係を学んでいきますので、保育者として子どもへの言葉がけなどについて理解を深めます。
【関連授業】 保育内容 人間関係
子どもは身近な物や場所などに強い興味を持つので、安心して生活したり、遊べる環境づくりが必要です。おもちゃや遊具などの「物的環境」、人との関わりなどの「人的環境」、四季を感じるなどの「自然環境」の3つの環境を意識して、子どもの人格形成に役立つような環境づくりを学びます。
【関連授業】 保育内容 環境
言葉や文字を習得する前の乳児には、言葉を通してコミュニケーションをはかりながら、話す楽しさを教えていきます。意味がなさそうな言葉でも、相づちを入れたりしながら、言葉として受け止めていくことも大切です。子どもが「話すって楽しい!」と感じられるような技術や知識を学びます。
【関連授業】 保育内容 言葉
子どもは、音楽を聴いて自由に踊ったり、なんでも楽器にしてしまいます。また、絵を描くことや工作を通して自分を表現し、創造力を育んでいきます。子どもに自分の感情を表す力をつけさせるための援助技術や知識を学びます。
【関連授業】
保育内容 音楽表現、保育内容 造形表現、保育内容 身体表現
乳幼児期の教育は小学校のように教科書に沿ってではなく、豊かな遊びや生活経験を通して、様々な習慣や意欲、態度などの学びを深めていきます。子どもの年齢や発達、興味に応じて行う「ままごと遊び」や「つみき遊び」など、いろいろな遊びを友だちや保育者と一緒に楽しみながら成長していきます。