秋学期の授業について(学長メッセージ)

秋学期の授業について

 

 今年に入り発生した新型コロナウイルス感染症は瞬く間に世界に拡大し、経済や教育などあらゆる領域に多大の影響を及ぼしています。本学におきましても、国や県の方針を受けて、大学構内への入構禁止などの対策を講じ、同時にいち早くオンライン授業を開始しました。国や県からの自粛要請解除後は、オンライン授業と対面授業を併用し、新入生と実習関係科目を中心に対面授業を再開いたしました。他大学では全てオンライン授業を採用し、秋学期も対面授業のめどがつかない大学もあると聞いております。本学は小規模大学の利点を生かした新型コロナウイルス対策を模索してまいりました。

 秋学期からは対面授業を主とした講義を開始しますが、非常勤講師の先生方の制約や基礎疾患を有していて医師から新型コロナウイルス感染予防のために外出を制限されている学生には、オンラインを用いた授業も継続できるように準備を進めています。

 新型コロナウイルス感染症の動向を見てみますと、患者数はやや減少の傾向を示していますが、まだまだ油断はできません。ワクチンや治療方法の開発などが急がれていますが、新型コロナウイルスが消滅するわけではありません。そこで、コロナとともに共生する生活が提案されています。

 新しい生活様式として、マスクの着用や手洗いの励行とともに、ソーシャルディスタンスを守り、三密を避けることや食事の時やスクールバス乗車時、電車などの公共交通機関を利用する時にも大声を出さないことなどが挙げられています。さらに、発熱や咳、味覚がなくなるなどのチェックを行い、自己の健康管理を徹底する必要もあります。こうした症状が現れた時には、直ちに病院に連絡して指示を仰ぎ、大学や大人数が集まる場所にも出かけないようにしてください。

 新型コロナウイルス感染症には誰もが感染する可能性があります。必要以上に恐れたり、感染した人を排除し、中傷することは厳に慎みましょう。有効なワクチンや治療法が確立すれば、それほど恐れることはありません。インフルエンザや麻疹など、人類は様々な感染症と戦ってまいりました。私たちも今、新型コロナウイルス感染症と戦っている最中です。一人ひとりがこのことを自覚して、新しい生活様式を守りながら正しい知識をもって行動するよう、心がけましょう。


令和2年9月9日

びわこ学院大学
びわこ学院大学短期大学部
学 長 沖田 行司

学長メッセージ新型コロナウイルス感染症に関する本学の対応について

受験生の方
在学生の方
教職員・一般の方
卒業生の方
企業の方